深夜徘徊

 基本的に毎日深夜徘徊をしている。何よりも深夜の雰囲気が好きだ、昼までの喧騒は身を潜めて別世界の様な、隔絶された空間の様に見える。そんな世界を1人音楽でも聞きながら散歩していると堪らなく心地よい。コンビニの様な珍しくも何とも無い光景だって深夜になれば別の顔を見せてくれる。昼間とは打って変わって愛想の悪い適当な接客の店員、散らかった店内、挙動不審な客。その全てが愛しい。

 あぁ、夜が明けなければいいのに。